NOTE 03 / CAMERA & RECORDING
LOGで撮るとは?
撮影したときに、映像の可能性はある程度決まっています。
「4K・LOGで撮影しました」だけでは、まだ分かりません。
LOGは、色をきれいにする魔法ではありません。明るいところから暗いところまで、後で調整できる余地をできるだけ残すための記録方法です。
そして、LOGとGamutは別の話です。
LOG / Gamma明るさ・階調をどう記録するかS-Log3、C-Log2、Log Cなど
Gamutどの範囲の色を扱うかS-Gamut3.Cine、Cinema Gamut、ARRI Wide Gamutなど
カメラによって、残せる情報は違います。
同じ「4K」「LOG対応」でも、センサー、ダイナミックレンジ、Bit Depth、クロマサブサンプリング、コーデックや圧縮方式などによって、後工程に残る情報と調整の余裕は違います。
たとえば 4K / 8bit / 4:2:0 と 4K / 10bit / 4:2:2 は、どちらも4Kですが、カラーグレーディングから見れば同じ条件ではありません。
CAMERAカメラSensor / Lens / Exposure
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RECORDING記録LOG / Gamut / Bit Depth / Codec
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EDIT編集Timeline / LUT / Export
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COLORカラーManagement / Grading
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MASTER現在の素材Rec.709 / P3 / Other
われわれが知りたいのは、現在のファイル名だけでなく、カメラから現在のマスターまで映像がどんな道を通ってきたのかです。
完成した映像だけを見ても、分からないことがあります。
4Kのファイルでも制作工程のすべてが4Kだったとは限りません。P3のマスターでも、撮影からP3を前提に管理されていたとは限りません。LOG撮影でも、途中でRec.709へ変換されている場合があります。
カメラ選定、露出、照明などの撮影そのものは、撮影部・DIT・カラリストなど各専門家の領域です。われわれがそれに代わるものではありません。
ご依頼の際には、必要に応じて制作工程を確認します。
すべての項目が分かっている必要はありません。大切なのは、分かっていることと分からないことを整理してから作業を始めることです。確認のため、受注時に制作工程確認シートを使用する場合があります。
「できる」ことと、「やる意味がある」ことは違います。
現在の素材から何ができるのか。そして、何をしない方がよいのか。それを判断することも、われわれの仕事の一部だと考えています。
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